Introduction
もうMS-Wordには疲れた。
- 自動番号付けが制御不能。
- インデントのルールが不明。
- 編集が多いと「校正」ツールがバグる。
- ページ区切りが汚すぎる(LaTeXなどと比べて)。
- ファイルサーバのファイルを編集中に途中で落ちるとロックされる。
- Textlint使いたい。
最近、20ページぐらいの社内文書を書いたのだが、上記のようなことがあり、うんざりした。 自動番号付けが使い物にならないのは以前からだった。 しかし、今回は変更点のレビューを受ける必要がある文書で、 社内ルールではWordの「校正」機能を使って変更点を示すことになっていた。 30分ぐらい編集していたら、番号付けやらがバグって意味不明に。 途中で落ちて、復活させたら、さらに意味不明に。
こんなのでは、100ページ以上が予想される仕様書なんて、とても書けない。
変更点を管理したければ、Diffを使えばいいのに。 GitLabに登録すればブランチのマージで変更点の承認も簡単だ。
そして、最近、Markdownで書いて整形する環境が整ってきた。 流行っていそうなGitbookを試してみる。 Git~と名前が付いているが、gitとは関係ない。Markdownのフォーマッタだ。
Webとして出すときの見かけは良いのだが、次の点が気がかりだ。 スタイルシートを定義することで、望み通りになれば良いのだが。
- 章番号や相互参照の機能はどうだろうか?
- 図の埋め込みのやりやすさはどうだろうか?
- 表作成の自由度は? Flavorにもよるのだが、正直、GitLabの表フォーマットは機能不足
Gitbookを使うメリット
- Wordの挙動に振り回されない。
- 差分の把握が簡単。
- GitLabに登録すれば、差分のレビュー、コメント、承認がシステム化される。
- Textlintで文書校正ができる。